終身雇用制度があてにならない昨今においては、現在の会社に満足いかないときは転職するという選択肢も大いにありとなってきています。
転職するとなると、可能性としてありうるのが引っ越しです。
条件や待遇、やりたいことを求めて転職するとなると、今住んでいるところからは通えない会社になるかもしれません。
転職が決まった後の引っ越しは、非常に慌ただしいものです。
漏れのないように、急ぎつつも注意して準備と手続きをしなければなりません。
本記事では、どの作業にどれくらいの期間が必要なのか、どのようなスケジュールで進めればいいのかを説明します。
あらかじめ大体の目安がわかっていれば心構えもできますよね。
ぜひ参考にしてみてください。
転職後はまず住居を決める(最短1日)
余裕があれば内覧や環境チェックに時間をかけましょう。
転職後の引っ越しにまず必要なのは、新しい住居を決めることです。
新しい住居を決めなければ、転職先の会社にも書類などが提出できません。
新しい住居を決めるときは、
・家賃
・会社からのアクセスと距離
を特に意識して決めましょう。
転職先が決まればだいたいの手取りが分かるので、手取り額をもとに家賃上限を決めます。
家賃は手取りの25%以内に抑えるのがおすすめなので、それを超えないようにすると無理なく生活できます。
また残業量などは働いてみないとわからないことが多いので、できたら近くで通いやすい立地にするのがおすすめです。
時間がなくても、なるべく内覧と周囲の環境を実際に見てから決めるようにしましょう。
引っ越しを繰り返す方が面倒だと思えば、そのひと手間も苦にならないはずです。
物件をしぼるにはまずネットで探し、その後不動産会社にいくと無駄がありません。
たいていはその場で似たような条件の物件を紹介してくれるので、なるべく多くの物件を内覧して決めましょう。
住居を決めたら引っ越し業者の選定と転出届を提出(2日以内)
住居を決めたら、次は引っ越し業者の選定と転出届の提出をします。
転出届の提出は忘れがちなので、なるべく早く手続きしましょう。
転出届を出すと、お住まいの地域によっては役所で引っ越しにかかる手続き一覧の書類がもらえます。
また、同じタイミングで大家に退去することを伝えておきましょう。
たいていは1ヵ月前の通知が必要なので、それより前だと余分にお金がかかってしまいます。
そのため、新居が決まり次第早めに伝えることを忘れないようにしましょう。
ただ引っ越しのときを退去日にすると、慌ただしいこともあるので、あえて引っ越しの後に退去日を設定するのもおすすめです。
多少家賃はかかりますが、部屋をきれいにしたり原状回復したりすることが丁寧にできるので、敷金が戻りやすくなります。
そして引っ越し業者を選定します。
安く引っ越ししたいのならば、面倒でも複数業者に見積もりを依頼し、比較検討して決めるのがおすすめです。
ネットから複数見積もりを依頼すれば、たいていはその日のうちに見積もりの予約が取れます。
早く決めれば決めるほど割引もされやすくなるので早くを意識しましょう。
値段もそうですが、希望する時間や日にちにできるかもポイントです。
引っ越し後の荷解きは最短1日で可能ですが、足りないものの買い出しなども行う可能性を考えて、仕事を始める3日前までに引っ越しするのが理想です。
荷造りの方が時間がかかるので、自分で荷造りをする場合は1週間ほどみておく方がよいでしょう。
引っ越しに慣れていないと、想像以上に時間がかかります。
不要なものを処分してくれるサービスや、お皿や洋服などを手軽に運べるサービスのある引っ越し会社を選ぶのも時短になります。
各種公共料金の手続きと荷造り(~1週間)
引っ越し日と退去日が決まったら、公共料金の手続きを行いましょう。
たいていは電話連絡やネットで完了します。
ガスなどは引っ越し日に終了でかまいませんが、電気や水道は退去日まで使えるようにしておくと室内の清掃やトイレなどに便利です。
郵便物の転送手続きもしておきましょう。
郵便局のネットから手続きができます。
そして早めに荷造りに入りましょう。
新居の設備を確認し、不要なものはなるべく捨てたりリサイクルショップに売ったりして処分します。
なるべく身軽な方が当然荷解きも楽ですし、迷いません。
案外なくても困らないものが多いので、迷ったら捨ててしまうと簡単です。
粗大ごみになりそうなときは、早めに収集を依頼しておくのも忘れずに。
荷造りは慣れていないとかなり時間がかかるので、使わないものや押し入れにあるものからどんどんダンボールに詰めましょう。
間違えて食器やトイレットペーパー、今から着る服などをしまうと逆に面倒なので、使っていない物からしまうのがコツです。
引っ越し後は転入届と公共物の変更(~1週間)
引っ越しがすんだら、まずは引っ越し先の市役所に転入届を出してください。
引っ越し日が平日なら真っ先にそれをするべきです。
そのまま免許証の書き換えもいくとよいでしょう。
免許証の書き換えをしておくと、あらゆるものの証明に使えるので、まず免許証を書き換えるのがおすすめです。
水道、ガス、電気などは新居の手続きの時にある程度準備してあるので問題ないと思いますが、万が一忘れていたら急いで連絡してください。
迷ったら大家か仲介会社に連絡をしましょう。
こうした手続き関係がすんだら荷解きに入りますが、まずカーテンとトイレ関係を出すと最低限の生活はできます。
あとは目についたものからどんどんあけていきましょう。
後回しにしているとやる気がでなくなるので、やり始めたら一気に行うのがおすすめです。
転職後は手際よく済ませるのがポイント
ざっくりと説明しましたが、公共物の手続きがなかなか大変なので、仕事をやめる前の場合は効率よく行わないと間に合いません。
また荷造りもかなり時間がかかるので、後回しにせずにさっさと行いましょう。
最短で3週間ほどあれば引っ越しは可能ですが、かなり慌ただしくなります。
やるべきことをリスト化していくとやり残しが出にくいのでおすすめですよ。
手早く引越しするなら、まずは一括見積もりで比較してみましょう。
引越しまでの時間がない時に利用したので、すごく便利でした!
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