子供が生まれると仕事をしている女性は、育休をもらって育児に専念することができます。
育児が落ちついてきたならば、職場復帰をして仕事を続けることもできますが、職場復帰をした後に転職をしたいと思う方もいるかもしれません。
しかし、長く育休で仕事を休んでいるとブランクがあることを心配したり、しっかりと働くことができるか不安があるかもしれません。
育児をして職場復帰した後に転職を成功させる3つの秘訣について紹介していきます。
育休後に転職を考える理由とは?
育休とは子供が生まれて1歳になるまでの間、休みを取得することができる制度です。
ただ、育休の際に転職を考える人も多く見られます。
一番多い理由は、子育てと現職の仕事では両立が難しいと思うからです。
子供が生まれると自分の時間が無くなり、生活を夫と分担してやっていくにしても、都合よくできないことがあるからです。
子供の急な病気や早退をしなければならない家庭も多いので、現職では子育てと両立することを難しく思ってしまうことがあります。
また、育休が終わっても元の仕事に戻れると確約されているわけではありません。
育休の際に他の人が穴を埋めて業務を行ってくれるので、自分の仕事が育休後では変わってしまうこともあります。
出産後にホルモンバランスが崩れて体と心が不安定になり、今までのように仕事に集中することができなくなることもあります。
育休後に仕事に復帰したものの待遇が悪くなってしまったことなど、育休後の仕事の変化で転職を考える人は多いと言えます。
育休中の転職はデメリットが大きい
育休後ではなくて育休中に転職を考えることもありますが、育休中の転職活動はデメリットが大きいです。
それは、育児休業給付金の受給がなくなってしまうからです。
育児休業給付金は育休中にもらうことのできるお金で、雇用保険に一定以上入っており、育休後に職場復帰することを前提として支給されます。
育休中に転職を考えて、退職をしてしまうとその給付金をもらうことができないため、デメリットにつながります。
また、育休中の途中退職は会社からよく思われません。
育休は職場復帰を目的にして取得する制度なので、育休中に転職を考えて退職をしてしまうと周りからもよく思われません。
育休中の転職を考えるのはデメリットしかないので、育休中の転職は避けましょう。
転職を成功させるには
無理なく転職を成功させるためには、職場復帰をした後に転職をするようにすることが大事になります。
よほどの理由がない限り、育休中に転職をすることは避けた方が良いです。
ただ、職場復帰したときに転職を成功させるためには準備をしておくことも大事になります。
子供を預けられる場所を確保しよう
転職活動の際にいつ試験や面接連絡が来ても対応できるようにすることが大事です。
そのためには、子供の預け先を確保しておく必要があります。
仕事先を見つけて、面接などに支障をきたすことが無いように準備しましょう。
毎回、両親などの家族が協力してくれるならば安心して預けることができますが、保育所ならば臨機応変に活用できるところが増えています。
子供の負担にならないように、預け先をしっかり確保するようにしましょう。
育休中の間にスキルアップをしよう
育休の間は育児と家事で時間を消耗してしまいますが、時間に余裕があれば新聞を読んだり、パソコン系の資格の勉強をして資格取得の準備をしておくこともできます。
仕事に対して少しでも有利になるように、知識や技能のスキルアップを育児をしながらできる範囲で行ってみましょう。
職場復帰した後も転職を成功させる確率が上がります。
女性支援に強い転職エージェントを利用しよう
プロの力を借りて自分に合った職場を探すことができれば、転職を成功させることもできます。
女性に強い転職エージェントとしてはリクルートエージェント、マイナビエージェントなどがあり、女性が活躍できる企業との繋がりが強かったりコンサルタントの質が高いという特徴があります。
これらの転職エージェントを利用して仕事先を探すこともできます。
転職先を探す際、子育てに融通がきく職場を選ぶようにする必要もあります。
子育てに理解を示してもらわなければ、自分が行いたい仕事でも子育てとの両立を行うことはできません。
待遇面や環境を面接を受けたときに質問して、しっかり見極めておくようにすることが大事になります。
転職をする際に以上の点を把握しておくことが、職場復帰してから転職を成功させる秘訣になります。
まとめ
育休後に転職をしても成功させるには、育休中でできる範囲の準備をしておき、職場復帰してから転職をするようにする必要があります。
職場復帰した際も同僚や上司の方に転職する理由をしっかり話しておくと、スムーズに転職することができるでしょう。
職場復帰した後に転職を成功させるのは子育てとの両立があるため簡単なことではないですが、決して不可能ではありません。
育休中に少しでも時間を取って、準備を進めていきましょう。